さて、こちらの後編です。
「話を聞いて欲しい」と徐々にしつこくなる彼女
結局飲み会が終わってからも何が目的の会だったのか一切理解できず、訳ワカンねぇな状態だったsaito。
「インスタいいね事業をしてる」話は、以前勧誘された夏以降、彼女との会話でも、件の飲み会の際にも出てこず、すっかり忘れていました。
しかし、飲み会から3日後、「今日電話していい??」とLINEが。
当時のLINEトークを思い返しながらで、具体的な内容を覚えていないのですが、確か
友「●日に尊敬する先輩がするセミナーがあるんだけど来ない?」
友「この間みたいに友達がいっぱいできるよ」
私「(親友)からしか話は聞きません」
友「わかった^^」
このようなやりとりをした覚えがあります。
この時点で、ほぼマルチなんだろうな、と予想してしまいましたが、
念のため会社名を聞くことに。
かなりはぐらかされましたが、粘りに粘ってついに社名が判明。
明言できないものを売りつけるなwww
社名を調べると、会社の公式HPより先に勧誘を受けた人のブログが出てきました。
(先ほど調べたら逆転していました)
実は飲み会に一緒に来ていた親友の大学の同級生ともその後連絡を取っていて、マルチと確定する前に話した内容がこちら。
大学で学んでこい。
当時私が考えていたこと
一般的?には、マルチのお誘いをしてくるのって、卒業して以来会っていない同級生だとかで、その場合は勧誘を受けたら即刻縁を切るのが妥当だとは思います。が・・・
彼女は私の人生において大事な親友なので、せめて1回は説得したいと思い、会うことを決意しました。
両親や親友との共通の友人にこのことを相談をすると、
「入ったらダメだからね。」とか「saitoは騙されそう〜」
と言われ、そんなに信用ないんかなぁ、と少し気持ちがどんよりして泣いた。
しかしその友人は、私が言語化できていないマルチへの不信感、疑問、やめてほしい理由などを、親友に会う前に一緒にまとめてくれました。とてもありがたかった。全然関係ないのにね。
2人で会うはずが
いよいよ、当日。彼女の方が先に着いていたようなので、待ち合わせ場所で電話をすると、冬なのに軽装の親友が現れました。バッグも持っていない…。
「あ〜〜^^」ともうこの時点で心臓がばくばくでしたが、
私「ずいぶん身軽じゃん、どうしたの」
友「Aくん(飲み会にいた男)とお茶してたんだよね〜。会いたがってるからいこ!」
私「(親友)としか話さないって言ったよね?」
友「まぁ、挨拶だけでも!場所取っててくれてるし!」
と言われ、親友と話すためにはどちらにしろ荷物を引き取らないといけないので行くことに、
駅近のカフェに行くと、奥の席にAくんがいて
A「久しぶり!ビジネスの話聞きたいんだって?(親友)から聞いたよ^^」
私「いいえ、あなたには用がないので帰ってください」
A「飲み会の時あんなにだる絡みしたのに冷たいじゃんww」
私「特商法違反ですよ」
A・親友「えっ、おおげさな・・」
友人に「こう言われたらこう返せ」と言われていたのに、
私の声は震えていたし、
「興味のないマルチ商法の勧誘はやめてください!」と言ってやろうと思ってたのに、一切言えませんでした。
親友と場所を移動する
「話を聞く気はない、帰ってくれ」とAに言っても
「俺は最初からいた、君らがどこかに行って」
のスタンスだったので、親友を連れて別の場所へ。
(場所を取ってくれてる、って言ったじゃん…)
別のカフェで彼女に
・マルチ商法は犯罪ではないけど、友達がいなくなること
・自分自身が後でつらくなること(金銭的にも交友関係も)
・親が知ったら悲しむであろうこと
を伝えましたが、
・saitoの前に3人紹介して入ってること
・みんなで楽しくなりたい
・親もやってたかもしれないしね
と言われ、「もうこいついっかな」と思い始めました。
「親もやってたかもしれない」は草。
やってたかどうかの確認もしてないし、もし以前やっていたとして今やってないのならなんでやってないのか確認しろ。
説明をしてる最中、私は泣いていて、彼女に手を握られ励まされ、もうわけがわからん状態に。
現在の彼女との関係
たまに会う約束をしては、私がドタキャンをする流れができつつあります。
私としては、勧誘をされなければ遊びたいと思ってはいるものの、直前になるとやはり気が重くなり、ドタキャンしてしまう状態。お互いの精神衛生上良くないのでそろそろ諦めないといけないですね。
ごめんと一度言われましたが、何がごめんなのか、なんなのかわからず動揺。ぼんやりとした謝り方をするなよ。
マルチ商法について思うこと
なんかもう親友は楽しそうだし自分の関係ないところでやってるならどうでもいいかな、と思ってます。
親友に勧誘を受けた後、幼馴染と飲む機会があり彼女の話をしたのですが、
「もうやめたが自分もアム●●●に入っていた。稼ぐのが目的ではなくみんなと遊ぶのが楽しかった」
と言われ、彼女もそういう状態なのかな〜と思ってます。
私にはあまり縁がない世界ですが、オーラとか、格とか、
そういう話をするのが楽しくてしょうがないんでしょう。
ブロガー界隈にもありますよね。
今回、彼女に対して私は目くじらを立て説得しに行ってたけれど、楽しいことをしてる側としては、どうしてそんなことを言われるのかわからないですもんね。
私は月々自分のお金を使わずに、稼いで、友達と遊びたいので、彼女と感覚が合わなかっただけの話ですね。
今リスクにかけられるのは自分の時間しかないし。
終幕